【考え方】どういう価値観で生きていて、何を目指しているのか?

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18新卒採用活動も随分進んできましたが、まだまだ面談は続いています。

その中で引き続きよく学生の方に質問いただく内容、

「あなたはどういう価値観で生きていて、何を目指しているんですか?」

という点に関して、改めて記事にしてみます。

 

※本記事は、以前に記事にした以下の

社会貢献についてとか理念の部分についても記事にしてみたい。

というところにもつながる話なので、リンク貼っておきます。

【考え方】経営理念/哲学の情報発信について

 

結論で言うと、

「新しい価値の創造を通し、次世代に価値を還元する」

その人生ミッションに沿い続けることである、ということになりますが、

ではなぜそのような想いを持つに至ったか、

1枚で説明すると、以下のスライドの通りになります。

 

 

スライドについて、時系列にて、箇条書きで以下に説明していきます。

 

【起業を考えるきっかけ】

・バンドでプロを目指して大学入学とともに兵庫県から上京

・バンドのリーダーとして、作詞・作曲、ドラムを担当し、ライブハウスでのライブやらストリートライブやらに明け暮れる

・父親からは、「なぜ才能もないのにバンドなんかやるんだ、すぐに辞めた方がいい」と高校~大学の間、常に否定され続けた(父は会社経営者だったこともあり、後を継いで欲しい想いもあっただろうし、今になれば父の気持ちも分かるけれど、当時はなかなか辛かった)

・高校、大学とずっとバンド活動に明け暮れていたが、プロになれず挫折

・否定され続けた父親に対して、バンドを辞めると伝えるのはとても悔しく、父親が経営者なら自分も経営者になろう、という父に負けたくないというコンプレックスのようなものから起業を考えたのがきっかけ

 

【就職活動】

・起業するための就職という位置づけで、経営を学ぶために経営者に会う仕事が良いだろうと考え、人材系やコンサル会社を就活で回る

・様々な企業を回っている中で、あるベンチャー企業の最終選考時、その会社の経営者に「コンプレックスを解消し、自分や自分の家族を幸せにしたその先に何があるの?」と質問され答えられなかった

・次いで、「君は社長になれるかもしれないけど、自分のことや自分の周りのことしか見えていないのできっと大きくなれないよ」との指摘を受け、人生を考え直すきっかけを得る

・(その会社は社会貢献を強く謳っている会社ということもあり)社会に対する貢献とは何だろう?更に自分や自分の家族を幸せにした先に何があるのか?という問いに答えたく普遍的な答えを見つけようと思考することに

 

【人生ミッションの策定までの思い悩み】

・主要な疑問は2点で、(1)自分や周りの人を幸せにした後にやることを突き詰めていくと何をすべきなのか?(2)社会貢献とは何なのか?

・自分だけで考えていてもよく分からなかったので、数十社の起業家に直接長文のメールを送り、アポをもらい、会いに行って話を聞くということを繰り返す(そもそも社会貢献についてどう考えている?何で社会貢献をビジネスとしてやるのか?それを思い至ったきっかけはどういうもの?等、色々疑問をぶつけてみた。会っていただいた方々には本当に感謝)

・哲学書も読んでみる

・人に会い、本を読むことで、本当に色々考えさせられた

・(1)の普遍的な答えを求める中で、その先は?その先は?と考えていくと、行き着いた疑問は「自分が生きる意味とは何なのか?」というもの

・個人という枠で考えていても答えがよく分からないので、枠を広げるというアプローチをとることに

それが上に示したスライドの図であり、自分がとったアプローチは、自分は「個人」である前に「人間」であり、「人間」である前に「生物」であり、「生物」である前に「存在」であるとし、最も大きな枠から普遍的な目的・意味・必ずやるであろうことを抽出するという方法であり、そこで抽出された文脈を引き継いで枠を小さくしていくことで、個人として自分が生きる意味や目的を見出だせるのではないかと考えた

 

【自分の人生ミッションの策定】

・最も大きな枠である、存在の意義、つまり全宇宙が在る意味は何か?という問いから始めたものの、色々考えたけど分からな過ぎるので一旦置いておくことに

・次に、生物が在る意味や(例外はあれど)ほぼほぼやっていそうなことを考えてみると、僕の中で2つ定義付けができ、1つ目は子孫繁栄であり、2つ目は巣作り(社会発展と言い換えてもいいかもしれない)であった

・では、子孫繁栄と巣作りという2つの文脈を引き継いだ上で、枠を一つ小さくしてみて、人間としての意味、普遍的にやるであろうことを考えてみると、人と生物との違いは知能であり、その文脈に意味づけが出来ることであると考えた

2つの文脈の中でも、特に巣作り(社会発展)に意味づけ(僕の中ではそれが感謝という言葉だった)をし、その発展を促進させることが人間がやるであろうことだと思い至る

・今在る社会は当たり前のものではなく、先人の巣作り(社会発展)の活動によって成り立っており、そこに今生きる人は当たり前ものとして受け取るのではなく、意味付け(感謝)しつつ恩返しをする、その対象は先人ではなく、次の世代に生きる人に恩返しをしていくことで、連綿と続く社会を発展させることに寄与するのだろう、と考えた

・この活動を、「次世代の価値の還元」と僕は表現している

・この時点で、(2)社会貢献とは何なのか?という2つ目の疑問に関しての自分の中での解が見つかったと考えており、社会貢献とは、次世代の価値の還元で定義したように、人間誰しもが行うだろう社会発展に寄与する行動のことを指すのではないかと考えた

僕の定義では社会発展に寄与することであれば全てが社会貢献であり、生きていれば消費をするため、そこから考えるとほぼ全ての行動が社会貢献となる。従って社会貢献とは決して特別なものではなく、殊更強調し高らかに謳うものでもなく、空気を吸うかのごとく、ごくごく当たり前に誰しもが行うものであると思い至る

・次に、ようやく個人の意味に戻ってくることになるが、次の世代に恩返しをしていく中で、個人としてどのように生きるのか?と考えていくと、連綿と続く社会において個人として社会発展に関わるという「役割」があるだけであって、良い悪い/相対的に価値が有るか無いかといった観点ではなく、各々が持つ個人の役割における価値を最大化して巣作りに貢献していくことが個人としてやるべきことであると考えた

・個人の役割としての価値を最大化するには、その個人が最も情熱を抱くものコトを行うことで、その個の価値が最大化出来ると仮定し、いわゆる自己分析として自分が過去最も情熱を抱いたことを思い返してみると、バンドをやっていた時であり、その中でも作詞作曲を行い、全く新しい価値を生み出すことに最も情熱を抱くことが分かった

・上記を統合し、「新しい価値の創造を通し、次世代に価値を還元する」という個人としての自分のミッションを見つけるに至った

 

という流れです。

 

結果、上記のような想いを元に、学生時代に法人登記をし、

結局就職はせずに貯金30万円で起業をして、

その後、なんだかんだで複数社会社の経営を経験し、今に至るというキャリアになっています。

 

就活時代に人生ミッションを定義し、かれこれもう10年以上経過しますが、

ずっとこの想いだけで生きています。

 

今やっている人工知能を用いたビジネスというものはミッションを達成するための1つの方法論であり、

また、1つの役割の果たし方として、個人としては将来飢餓の問題に関わりたいと強く思っています。

スキルや資力を蓄積し、継続可能な飢餓、貧困問題に関わりたいと考えており、

これもまた10年来の想いでもあります。

 

人間は弱いので手段が目的化しやすくもありますが、

きっとこの先も同じ想いで生きていくだろうし、そのミッションを外さず、

ミッションだけを見据えて生きていきたいと思っています。

 

長くなりましたが、今日は以上です!

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