【新規事業/取り組みアイデア】電力業界×知能ロボット

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今日は、電力業界×知能ロボットです。

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では以下今日のアイデアです。

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【市場整理】

まずは、電力業界の市場規模から。

電力が新たなに自由化される市場だけで8兆円とのこと。

 

1

出所 : 経済産業省(2015)「電力の小売り全面自由化の概要」

http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/electricity_liberalization/pdf/summary.pdf

 

また、電力全体では20兆円もの巨大な市場を誇る。

すでに自由化されている企業向けの小売事業や再生可能エネルギーを含む発電事業も活発になり、全体で20兆円を超える電力市場の顧客獲得競争が2016年を境に激しさを増す。

出所 : ITメディア(2014)「20兆円の電力市場が2016年に全面開放、全国8000万超の顧客獲得競争が始まる」

http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1406/13/news021.html

 

では、巨大な電力市場の中で、内訳としてどのような電力が供給されているのか確認してみると、

石油、石炭、天然ガスといった化石エネルギーが並び、続いて水力や新エネルギーといった非化石エネルギーが並ぶ。

 

一次エネルギー国内供給及び電力化率の推移

2-2

出所 :経済産業省「エネルギー白書2016」

http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2016pdf/whitepaper2016pdf_2_1.pdf

 

※一次エネルギーとは、

一次エネルギー 石炭、石油、天然ガス、薪{まき}、水力、原子力、風力、潮流、地熱、太陽エネルギーなど自然から直接採取されるエネルギー一次エネルギーという。 これに対し、石炭、石油などの一次エネルギーを使用して作る火力発電による電力などを二次エネルギーという。

出所 : http://www.weblio.jp/content/%E4%B8%80%E6%AC%A1%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC

 

さて、ここからは毎度決め打ちで恐縮だが、興味がある新エネルギーについて調べてみた。

日本の発電設備容量の推移を見ると、太陽光が圧倒的で、次に小水力、バイオマス、風力、地熱となっている。

一方で、世界を見ると、圧倒的に風力発電が多く、次に太陽光発電、バイオマス発電となっている。

3

出所 : 環境エネルギー政策研究所「自然エネルギー白書 2015」

http://www.isep.or.jp/images/library/JSR2015summary.pdf

 

もう少し絞り込んでいく上で、太陽光はよく出てくる話なので、まああれなので、バイオマスに注目してみよう。

以下は、日本のバイオマス発電設備における累積導入量ということで、一般廃棄物や産業廃棄物が非常に多いことが分かる。

4

出所 : 環境エネルギー政策研究所「自然エネルギー白書 2015」

http://www.isep.or.jp/images/library/JSR2015summary.pdf

 

一方、世界のバイオマス発電や熱利用におけるバイオマス燃料別シェアを見ると、木質(個体)バイオマスが主流となっている。

5-1

出所 : 環境エネルギー政策研究所「自然エネルギー白書 2015」

http://www.isep.or.jp/images/library/JSR2015summary.pdf

 

木質バイオマスの中で、NPO法人バイオマス産業社会ネットワークの「バイオマス白書」にて、

注目の材料として挙げられているのは、PKS(パームヤシ殻)である。

Microsoft PowerPoint - p9 PKS.pptx

出所 : NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク「バイオマス白書2015」

http://www.npobin.net/hakusho/2015/topix_02.html#column01

 

実はPKSについては、以前にナイジェリア人の友人がナイジェリアで工場経営する、

パーム油製造ビジネスに関係していたこともあり、少し理解がある。

 

PKSはパーム油を抽出した際のゴミとして出るもので、

原価としてはある意味タダである。

友人の話では、パーム油工場ではパームヤシ殻はそのへんに捨てられているとのこと。

 

先のバイオマス白書では、

PKSの最大の難点は調達ルートの確立であり、現在急ピッチで進められている。

と述べられており、どうやら調達が出来ればそれなりにビジネスになるのかもしれない。

 

ということで、今日はPKSに関係させた知能ロボットを考えてみた。

 

【対象企業】

・PKSを輸出したい海外企業

【アイデア内容】

・PKSを自動判別し、収集する知能ロボット

【ビジネス詳細】

・仮説・決め打ちだが、PKSは捨てられていて、人間がPKSを地面から拾い集めるという非効率な業務プロセスが存在していると想定

・PKSの形状を予め学習させ、自動で判別し、拾い集めるロボットとする

※尚、既にあるゴミ分別ロボットは以下のようなロボットがある

フィンランドのベンチャー企業ゼンロボティクスが提供する「ゼンロボティクスリサイクラー」

【効用/解決する課題】

・労働集約的なPKS輸出までのプロセスを効率化させる

【インプット/教師データ】

・PKS画像データ

【アルゴリズム】

・ディープラーニング

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今日は以上です。

※30分~1時間程度での思考訓練のための記事ですので、厳密性にはこだわっていません。

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