
今日は、語学ビジネス業界×IoT、ウェアラブルです。
■なんで新規アイデア考えてるの?
新規アイデア作成のためのシートの公開もしています
では以下今日のアイデアです。
—————————————————–
【市場整理】
まずは市場規模から。2014年度で8000億円超で上昇傾向となっている。
出所 : 矢野経済研究所(2014)「語学ビジネス市場に関する調査結果 2014」
https://www.yano.co.jp/press/press.php/001295
また、内訳としては、以下となっており、外国語教室市場が最も大きい市場となっている。
出所 :矢野経済研究所(2015)「語学ビジネス市場に関する調査結果 2015」
http://www.yano.co.jp/press/pdf/1415.pdf
(例によって決め打ちで)語学ビジネスと言うと、Skypeフィリピン英会話等、
インターネットを使った学習も増えてきている印象だが、
こういった独学に近い形の問題は、なかなか継続出来ないところかなと思っている。
少し古いデータだが、なぜ学習が継続できないのか、というアンケート結果を以下に示す。
英語学習を継続できない理由
あなたが英語学習を継続できないのはなぜだと思いますか。理由としてあてはまるものを、上位3つ選んでください。
出所 :リクルートマネジメントソリューションズ(2012)「社会人が英語学習を継続出来ない理由」
http://www.recruit-ms.co.jp/research/report/120725_02.html
アンケートによると、「時間がないから」「切羽詰まった状況にないから」「明確な目標がないから」といった回答が見られ、学習継続には明確な動機付けとともにまとまった時間が必要というサービス提供の形に縛られて継続が難しいという状況が見てとれる。
フィリピン英会話はその点、30分といった短い時間から毎日始めることができ、「時間がないから」というところの解決はされているものの、自分で都度都度予約をし、スカイプを立ち上げ会話していく必要があり、一定の能動的な行動が求められ、やはり動機付けがない人にとっては多少重い作業ではないかと思われ、なかなか解決に至っていないのではないかと考えられる。
上記を踏まえて、今回はIoT機器(ロボット)を用いて、明確な動機付けがなくとも気軽に継続ができ、また短時間で頻度高く学習する機会を与えるアイデアを考えた。
【ターゲット】
・英語を学びたい生活者
※但し、明確な動機(仕事ですぐに使う 等)がなく、また時間も足りない社会人
【対象企業】
・英会話ビジネス関連企業
【アイデア内容】
・英会話に特化したコミュニケーションロボット
【ビジネス詳細】
・ポイントは、日常的に、短時間でも継続的に、かつ受動的に英語に触れる機会を作れる点
・基本的な日常会話をまずは学び、英語学習の継続性を持たせることを目的とする(高度な会話は現在のロボットでは難しいと想定されるため)
・英会話に特化した卓上のコミュニケーションロボットで、朝のおはよう、夜のおかえり、から始まり、随時ユーザーに英語で話しかける
・ユーザーももちろん英語で返答し、簡単な英会話を学んでいく
・英会話ビジネス関連企業であれば教材があり、ユーザーのレベルにあわせた会話内容が規定されていると推測されるため、それらのデータをまずは用いてユーザーと応答出来るようにする
・ユーザーとの会話データが蓄積されてくると、会話のデータを学習し、ユーザーが苦手な単語・文章(単語を聞き返す、質問への返答がない、間違った回答が重なる)を判別して、積極的にそれらを用いて会話を行うようにする
【効用/解決する課題】
・英会話学習の継続性
【インプット/教師データ】
・会話データ
・教師データは、単語を聞き返す等のユーザーの反応
—————————————————–
今日は以上です。
※30分~1時間程度での思考訓練のための記事ですので、厳密性にはこだわっていません。