
今日は、料理教室業界×AR/VRです。
■なんで新規アイデア考えてるの?
新規アイデア作成のためのシートの公開もしています
では以下今日のアイデアです。
目次
料理教室業界の市場規模、市場整理
料理教室業界の市場規模
まずは市場規模から。2014年度の稽古や習い事の市場規模約2兆円のうち、2.9%が料理教室の市場となっており、
約580億円程度の市場となっている。
出所 : 矢野経済研究所(2015)「お稽古・習い事市場に関する調査結果 2015」
https://www.yano.co.jp/press/pdf/1412.pdf
料理に関する顧客の声
少し古いが料理に関してのアンケートを見てみると、アラサー独身女性への調査では、
料理を親や祖父母から習わなかった人が6割となっており、世代間のノウハウのリレーがされておらず、
料理をするには独学や料理教室に通う必要性が示唆されている。
社会人になるまでに、親や祖父母から料理を習わなかった人が6割
・「あまり習っていない」「まったく習っていない」という人を合わせると、61.2%。じゅうぶんに習ったと
いう人は 3.3%と少数。
・日本の家庭料理は古くから親から子へとリレーのように受け継がれてきたが、今のアラサー世代
には、次世代に受け継ぐべきバトンがない。料理を身につけるためには、書籍やテレビ、インターネ
ットなどを参考に自力で学ぶか、料理教室に通うなどの必要があり、家庭で親が料理をするのを見
よう見真似で身についていた時代に比べると、ハードルが高い。
出所 :ベターホーム協会(2011)「アラサー独身女性に聞く 食の本音調査」
http://www.betterhome.jp/info/media/2013/10/201102_report.pdf
料理上達に取り組む人は18%
また、別の調査によると、未婚既婚20代~30代女性の9割近くが料理が上手になりたいと考えているものの、
料理の腕を上達させるために具体的に取り組んでいる人は18%にとどまり、料理教室に通う等、
具体的な行動にまで至っていない現状がみてとれる。
出所 :旭化成ホームプロダクツ(2013)「「料理」に関する意識調査」
https://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2013/pdf/li130910.pdf
自炊しない理由は時間がない、調理が面倒
また同調査では、未婚女性の25%は全く自炊をしておらず、週2日以下までを含めると約半数が低い自炊頻度であること、また既婚女性においても週3日以下が21%と一定の比率で自炊の頻度が高くない状況であることが示されている。
その上で、自炊をしない理由として、時間がないこと、調理が面倒なことがトップ2の理由となっており、
このあたりの解決をすることで料理教室市場への寄与もあるかもしれない。(もっと論理的に詰める必要があるけれど決め打ちで、、、)
出所 :旭化成ホームプロダクツ(2013)「「料理」に関する意識調査」
https://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2013/pdf/li130910.pdf
以上を踏まえ、今日のテーマAR/VRを絡めてアイデアを考えてみた。
【料理教室×AR/VR ビジネスアイデア】料理教室をARで学ぶことができるアプリ
ターゲット
・料理が上手になりたい女性(但し時間が掛かり過ぎず手軽に出来るように)
対象企業
・料理教室会社やAR会社
アイデア内容
・料理教室を手軽にARで受けれるサービス
ビジネスの詳細
・ただでさえ時間がなく、自炊が出来ていない女性に対して、料理教室に来てくださいと勧誘してもそもそも効果がなさそうだなと思われるため、そういった時間がない女性に対しても訴求できる料理教室ビジネスを考えてみた
・以下のようなARヘッドセットを使い、キッチンに立ってサービスにつなぐと、実写ARとして人物が料理しているものが描画され、生活者は自宅にいながら手軽に料理教室に通うのと同等に料理を勉強することができる
http://gigazine.net/news/20160404-hololens-development-edition/
実写ARの例
・難しい料理ではなく、特に手軽に短い時間で作れる料理のARコンテンツを拡充する
効用/解決する課題
・ユーザーにとって:移動時間をかけずに教室に通え料理が上達、作りたい料理だけ作れる利便性
・料理教室にとって:時間がない自炊潜在層へのアプローチが可能
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今日は以上です。
※30分~1時間程度での思考訓練のための記事ですので、厳密性にはこだわっていません。