
最近ブログ更新お休みが増えてきてますが、、、ぼちぼちやってきます。
さて、今日は、マーケティング・リサーチ(市場調査)業界×AR/VRです。
■なんで新規アイデア考えてるの?
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では以下今日のアイデアです。
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【市場整理】
まずは市場規模から。1885億円となっており、微増傾向である。
出所 :日本マーケティング・リサーチ協会(2015)「第40回経営業務実態調査」
https://www.jmra-net.or.jp/trend/investigation/pdf/realities_40/gyoumujitai2015.pdf
今回のテーマ、市場調査×AR/VRということで少し調べてみると、なかなか面白い事例が海外であるようだ。
バーチャルストアをを作成し、店舗レイアウト、棚割り等の調査に用いているとのこと。
Tesco Pele – Virtual Reality Experience
小売業大手のTescoでは、VRを消費やサービスの宣伝だけでなく、マーケティングリサーチにも活用しました。Tescoが用意したのは、バーチャルストア。実際に店舗を建てる前に顧客にバーチャルストアを訪問してもらい、商品の並びや店のレイアウトに対する反応を伺い、その意見の調査を行ったのです。
Tesco Pele – Virtual Reality Experience
設備や施設を新たに設置するのにはコストも手間もかかるもの。設置した後に失敗や問題が発生することを考えると、VRであらかじめ調査を行うという方法は効率の良いマーケティング調査方法と言えるのではないでしょうか。
出所 :http://hc.kyodoprinting.co.jp/trend/vr.html
上記の例から考えると、
・サービス提供の形として、モノや設備が必要で形として見せるには大きく費用がかかるもの
・顧客としても買いやすい/買いにくい、雰囲気の良い/悪い等、体験して初めて意見を述べやすいもの
こういった括りにおいては、VR×マーケティングリサーチは機能しそうだなと感じる。
例えば、住宅売買、賃貸やスーパーだけでなく、ファッション他小売、飲食店等が様々な企業が対象になりそう。
市場調査会社としてはVR調査パネルのようなリサーチ対象をネットワーク化し、実際にモノを作ってしまう前に、パネルに対してVRとしてモノを見てもらい、ヒヤリングが出来る形に将来的にはなっていくのかもしれない。
また、上記のような例以外でも、
・顧客としても買いやすい/買いにくい、雰囲気の良い/悪い等、体験して初めて意見を述べやすいもの
として、旅行というものもあるかなと思っていて、雑誌やサイト、広告で写真で切り出された風景しか見ることが出来ない今の形は、
情報量としては少なく、すぐに自分の目で見にいくこともできないので、VRに向いている領域だと思われる。
そう思って調べてみると、既に昨年時点で以下のようなサービスをグーグルが始めているようだ。
GoogleストリートビューとCardboardで、もうほとんどの地域をVR散歩できるやんっ!
2015年10月13日、Googleは手軽にVRを楽しめる『Cardboard』を日本語に対応したと発表しました。
そこで、360°パノラマ写真にも対応した『ストリートビュー』と組み合わせて、ストリートビュー上に公開されている地域の多くでVR散歩してみます。
このストリートビューからVRストリートビューに変更する場合は、右上にあるCardboardマークをタップします。
すると、操作方法の指示が表示されるので、それに従いCardboardにセットしたら準備完了!!Cardboardにセット完了すると、、、、
「なんという事でしょう。」本当にイギリス・ロンドンの地に降り立った様です。
当然VRなので自分の視点に合わせて360°見まわす事ができます。(写真はスクリーンショットの為、分かり難いですが、本当にその場にいるような体験ができます。)
出所 :http://app-review.jp/ios/278567
このような状況を踏まえ、以下本日のアイデアを記載。
【ターゲット】
・国内及び海外からの日本旅行者
【対象企業】
・リサーチ会社
【アイデア内容】
・国内外旅行者に向けたVR体験による旅行候補地選定、旅行プラン策定リサーチサービス
【ビジネス詳細】
・仮説検証型にするなら、事前に比較したい旅行プランを作成しておき、パネルリサーチとしてVR体験をしてもらう
どちらが良かったか、またVRで歩きまわってもらいどこが印象に残ったか、どう思ったか等の意見を回収
・潜在ニーズ探索型にするなら、大きな候補地だけ示しておき、自由にVR散策してもらい、どこに実際に行きたいと思うかの意見回収を行うこととなる
・グーグルさんがストリートビューのVR試聴ログを見れるようにしてくれると、どこが最もVR体験されたかのログから人気地域の選別とか出来るけれども、まあ公開はしないんだろうな、、、
【効用/解決する課題】
・リサーチ会社にとって:旅行関係は実際にその地を訪問したことがある人しか意見取得が通常は出来ないと思われるが、VRによってリサーチ対象者を広げることが出来る
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今日は以上です。
※30分~1時間程度での思考訓練のための記事ですので、厳密性にはこだわっていません。