
今日は、ホテル業界×チャットボットです。
随分お休みをいただいてしまいました。。。久しぶりの更新です。
■なんで新規アイデア考えてるの?
新規アイデア作成のためのシートの公開もしています
では以下今日のアイデアです。
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【市場整理】
まずは市場規模から。以下は観光経済新聞の転記だが、レジャー白書によると11%成長し1.2兆円の市場になっているとのこと。
国内観光・行楽市場のうち、最も伸び率が高かったのはホテル。外国人観光客の増加もあり、同11.0%増の1兆2010億円に。
出所 :日本生産性本部(2015)「レジャー白書 2015」
http://www.kankokeizai.com/backnumber/15/07_25/kanko_gyosei.html
また、以下は観光経済新聞の宿泊ネット販売の事業者調査の記事だが、
今やホテル予約は、ネット予約が非常に大きなチャネルとなっており、
また近年ではスマホ等のモバイル予約も非常に多いとのこと。
今回の調査結果でもう一点着目したいのは、スマートフォンなどモバイル端末からの予約比率の伸びだ。楽天トラベルは第1回調査で9.5%と回答していたが、今回は35%。このモバイル予約比率については、ヨヤキュードットコムとオズモールが70%、まっぷるトラベルが62%、リラックスが45%と回答。楽天トラベル、近畿日本ツーリスト、ホステルワールドは35%、ブッキングドットコムは33%としている。
出所 :観光経済新聞(2016)「成長が続くネットの宿泊販売」
http://www.kankokeizai.com/image/2016pdf/20160105_10.pdf
また、少し古いデータだが、国内旅行の宿泊予約に関するアンケートを見てみると、
当該方法で予約をした理由について、価格の安さ、予約の簡単さといったところが上位となっている。
なぜ、その方法で予約をしたのですか。(複数回答)
出所 :DIMSDRIVE(2008)「『旅の予約』に関するアンケート」
http://www.dims.ne.jp/timelyresearch/2008/080908/
スマホ時代においても、上記理由が変わっていない、
もしくは「予約のしやすさ」は、スマホの小さい画面から行うため益々意識が高まっているかもしれない。
だとすると、今回のテーマであるチャットボットは適切なテーマであるように思われる。
ということで以上を踏まえ今日のアイデア。
【ターゲット】
・スマホからさくっとホテル予約をしたい生活者
【対象企業】
・宿泊ポータル運営企業
【アイデア内容】
・チャットボットを用いたホテルのレコメンドサービス
【ビジネス詳細】
・チャットボットでユーザーから希望(「8月23日に新橋で7000円くらい2名で」)を受け、希望に即したホテルを提示し、決済までを可能とする
・ユーザーの趣味趣向に合ったレコメンデーションまで出来ればいいが、既存で提供されているチャットボット開発支援サービスではそこまでをカバーしているものはなく、作りこまないとなかなかそこまでに至らずコストがかかる。なので、まずは単にキーワード(日付,場所,金額,人数)がマッチングしていて、予約を受け付けられるホテルを提示する形で良いのではないかと思われる
・とはいえ、なんでもボットUIにすればいいという風潮には全然賛成ではなくて、基本的には生活者の情報探索の深さが一定あるものは、ボットUIはむしろ探すのが面倒なだけなので、これまでのようなWEBサイトUIの方が遥かに優れているかなと思われる
・ので、一定の利用シーンに区切った方がウケが良さそう
→例えば、直前予約、本日予約は結構チャットボットがうまくはまりそうかなと思っていて、今すぐ予約をしたいというシーンにおいてスマホ画面上でウェブUIはむしろ冗長。そこそこ自分にマッチしたホテルをさくっと探して、泊まりたいという欲求の方が強そうかなと。(特にお酒飲んでて泊まろうかなとかいうタイミングだと探すの面倒過ぎ)
【効用/解決する課題】
・生活者にとって:スマホでさくっと予約が出来る
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今日は以上です。
※30分~1時間程度での思考訓練のための記事ですので、厳密性にはこだわっていません。