
今日は、パン業界×人工知能(自然言語処理)です。
■なんで新規アイデア考えてるの?
新規アイデア作成のためのシートの公開もしています
では以下今日のアイデアです。
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【市場整理】
まずは市場規模から。
1兆4000億円前後で基本的には横ばい傾向、内訳としては菓子パンが最も多く4500億円市場、
次に食パン、調理パンと続いている。
商品別パン市場規模推移と予測
出所 :矢野経済研究所(2015)「パン市場に関する調査結果 2015」
http://www.yano.co.jp/press/pdf/1387.pdf
販売チャネルは、量販店が最も高いシェアを占めており、コンビニ、ベーカリーという順序になっている。
2013 年度小売チャネル別パン市場構成比
出所 :矢野経済研究所(2015)「パン市場に関する調査結果 2015」
http://www.yano.co.jp/press/pdf/1387.pdf
次に生活者の状況を見てみると、パンを食べる層は年代が上がるに連れて増えていることが分かる。
また、食べる頻度についても調査でもシニア層はパンを頻度高く食べていることが分かる。
あなたは、朝食は、パン派・ごはん派のどちらですか?
出所 :インターワイヤード(2013)「「パン」に関するアンケート2013」
http://www.dims.ne.jp/timelyresearch/2013/131201/
あなたはパンをどのくらいの頻度で食べますか?
出所 :インターワイヤード(2013)「「パン」に関するアンケート2013」
http://www.dims.ne.jp/timelyresearch/2013/131201/
そんなシニアが欲しい家電についてのアンケートを見てみると、
ホームベーカリーが2位になっていた。(データ少し古いけど)
欲しい家電製品(持っていない家電製品ベース、回答者数 n はその家電を持っていない人数)
出所 :コミュニケーションデザイン総合研究所(2013)「家電製品に関するアンケート調査」
http://www.cd-s.info/20130416.pdf
他のシニアの朝食に関する調査を見てみると、
朝食の重視点として、パン派は健康や栄養バランスを気にしているということが分かる。
ホームベーカリーの場合、自分でパンの中に何を入れるか決めることが出来るため、食品添加物等を気にしている生活者にしてみると、もしかするとその一つの選択肢になっているのかもしれない。
朝食について重視していること
出所 :ゆこゆこ(2015)「シニアの朝食に関する調査」
http://www.cd-s.info/20130416.pdf
上記を踏まえ、ホームベーカリーの利用促進アイデアを考えてみた。
【ターゲット】
・ホームベーカリーを使い込みたいユーザー
【対象企業】
・ホームベーカリー販売企業
【アイデア内容】
・今日のホームベーカリーの一品をLINE Botでレコメンド
【ビジネス詳細】
・ホームベーカリーを使って様々な物が作れることを伝える仕組み、但し、自分で考えるのではなく受動的に情報を受け取れる仕組みを考えた
・以下のようにLINEは近年シニア層でも利用率が向上してきており(家族LINE、孫とのLINE等理由は色々考えられそう)、LINE Botを通して日々のホームベーカリーを使ったパンのアイデアを伝えていく

・具体的には、Twitterやクックパッド等からホームベーカリーを用いたパンのアイデアのデータをスクレイピングし、テキストの解析をしておくことで、キーワードと写真が結びつくようにしてデータを保持しておく
・Botでユーザーが、「健康」「低カロリー」「ふわふわ」「さくさく」「米粉」等を投稿すると、そのキーワードに即したホームベーカリーのパンのアイデアが届く(写真と材料が掲載されたリンク先がBotから吐き出される)
【効用/解決する課題】
・より楽しんでホームベーカリーを使えるようになる→口コミによる販促も期待
【インプットデータ】
・Twitterやクックパッドのホームベーカリーに関するテキストデータ
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今日は以上です。
※30分~1時間程度での思考訓練のための記事ですので、厳密性にはこだわっていません。