【新規事業/ビジネスアイデア】ふりかけ業界×AI 食べ合わせ分析

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今日は、ふりかけ業界×人工知能(自然言語処理)です。

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では以下今日のアイデアです。

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【市場整理】

まずは市場整理から。以下のように食品産業新聞によると、推定で624億円市場となっていて、昨年より微増とのことである。

2015年のふりかけ市場は前年から金額ベースで微増となった。数量は横ばいも、価格改定や売価底上げにより金額ベースで前年を上回った。本紙推計による市場規模は小売ベース624億円、内ソフトタイプは63億円強を占めた。昨年は構成比の大きな直詰めドライが堅調に推移したことに加え、ソフトやチルドが伸長。対して混ぜ込みは、近年の鈍化傾向から抜け出せずにいる。

出所 :食品産業新聞(2016)「【夏季清酒特集】【ご飯周り特集】 (6/13)」

http://www.ssnp.co.jp/articles/show/1606130005782931

 

また、日経トレンディによると、シニアふりかけ族なるものが出てきており、ふりかけの購入層が子供だけではなく、大人、シニアにまで広がりを見せていることが分かる。

“シニアふりかけ族”が新トレンドを作る!?

ふりかけを50~60代の世代も購入していること。幼少期からふりかけを食べていた世代なので、シニアになっても食べ続けているのだという。つまり、“シニアふりかけ族”が大量に発生しているということだ。そのため、調味料ふりかけのような渋い商品が売れているのだろう。

出所 :http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20150316/1063190/?P=5

 

一方で、以前の記事に記載したが、シニアは朝食にパンをよく食べていることが分かっている。

【新規事業/取り組みアイデア】パン業界×人工知能(自然言語処理)

 

ふりかけとパンという組み合わせで少し調べてみると、

若い人向けっぽいガーリックやストロベリーのような洋風ものだったり、ご飯にかけるものをトーストにもかけれますというようなものだったりと、本来パンが多いシニアの朝食に完全に特化して、というようなものが今は無いように見受けられる。

 

ご飯にかけるふりかけは数あれど、今まであるようでなかったのが“パンにかけるふりかけ”だ。開発したのは、ハウス食品。2012年2月に発売した『トーストシーズニング』はパンにふりかけるという斬新さが受けた。

出所:http://news.livedoor.com/article/detail/7086529/

http://www.h-spice.jp/seasoning/papan.html

 

大人の「ぽん酢ふりかけ」  トーストのふりかけにも

永谷園は8月4日、ぽん酢のさっぱりとした味わいが楽しめる「ぽん酢ふりかけ」を発売する。

ごま、海苔、ゆず皮(高知県産)を入れ、ゆずの風味と酸味に昆布醤油味を合わせることで、ぽん酢の味わいを表現。ごはんにかける以外にも、湯豆腐、麺類の調味料や、トーストにふりかけるなどさまざまなシーンで使えるという。

大人の「ぽん酢ふりかけ」  トーストのふりかけにも

 

上記を踏まえて、朝食、トーストに使えるパン市場を狙うための商品開発に活かせそうなアイデア。

 

【ターゲット】

・朝食にパンを食べるシニア

【対象企業】

・ふりかけメーカー

【アイデア内容】

・ソーシャルデータを分析して、どういう「ふりかけ」がトーストに合いそうかを探索するための、共起単語分析

【ビジネス詳細】

・例えば、クックパッドを解析対象とすると、以下のようなデータが見られる

screencapture-cookpad-com-search-E3-83-88-E3-83-BC-E3-82-B9-E3-83-88-20-E3-81-B5-E3-82-8A-E3-81-8B-E3-81-91-1469767825827

トースト×ふりかけ

http://cookpad.com/search/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%20%E3%81%B5%E3%82%8A%E3%81%8B%E3%81%91

パン×ふりかけ

http://cookpad.com/search/%E3%83%91%E3%83%B3%20%E3%81%B5%E3%82%8A%E3%81%8B%E3%81%91

ゆかり×パン

http://cookpad.com/search/%E3%82%86%E3%81%8B%E3%82%8A%20%E3%83%91%E3%83%B3

・これらのテキストをスクレイピングし、取得した上で、「ふりかけ」「パン」「トースト」「ゆかり」等と一緒に使用されている単語を抽出するだけで、どのような食べ方がありえるのかのDBを作成することが出来る

・これらの情報を元に、他の2次データを持ちつつ、仮説を設計し、1次データとして定量調査をかけることで、より有用なシニア向けふりかけの開発が可能となるのではないか

【効用/解決する課題】

・ふりかけメーカー:成長市場であるふりかけ市場の中で開拓し切れていないシニア×朝食という市場を開拓できる(かも)

【分析方法】

・一般的なテキストマイニング(なので、人工知能ではない)

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今日は以上です。

※30分~1時間程度での思考訓練のための記事ですので、厳密性にはこだわっていません。

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